雪ノ下一丁目

大河ドラマ「北条時宗」レビュー/ストップ!実時くん連載中

#24高麗からの文

文永6年9月、人質返還と蒙古の二度目の国書が高麗から来たが内容は前と同じで、蒙古は日本を対等に扱う気がないと判断したが戦は避けたい時宗に、泰盛は戦も辞さない覚悟も必要と諭す。桐子の話で何かに目覚めた時輔は、蒙古に返書すべしと朝廷に言上。時茂の死で北方不在のうちに、朝廷と結んで得宗家を倒そうと唆す泰氏に、時輔はそんなことよりも国を外に開かねばと訴える。同じ頃、高麗の三別抄から援軍を要請する文が届き幕府首脳は困惑するが、宗政は三別抄が高麗国内の反乱軍である可能性を示唆。さらに宗政らは、鎮西の御家人の所領や軍勢の調査を始める

  • 暴走する時輔に手を焼いた時茂は、鎌倉に降り報告すると告げ口など鎌倉武士らしくないと名越兄弟に罵られ、帰洛した途端過労死。あんまりだ
  • 人質の勇は、クビライに謁見するが結局仇を取れず帰国。佐志房や兄弟に暑苦しいスキンシップで迎えられ松浦党の一員として生きる覚悟を決める

時輔さあ…よく桐子の話だけで180度考えどころか人生観まで変えられるな?「クビライは清々しき男じゃー」「蒙古は広き国じゃー」ぐらいしか言わんだろあれ

そして時輔の迷言「国を開く」がこの回初めて登場。命を賭けて真逆な主張をした盟友近衛様は一体なんだったんだ…

史実では時茂が死んで義宗が北方に赴任するまでの約三年間、南方の時輔だけで六波羅探題の業務をこなしていたのだけど、このドラマの時輔は六波羅の仕事は全くしてないわ、朝廷に介入するわ、幕府の方針に反した言動するわで本来なら二月騒動待たずに更迭か討伐されてもおかしくないと思うぞ