雪ノ下一丁目

大河ドラマ「北条時宗」レビュー/ストップ!実時くん連載中

#17クビライの影

鎌倉では宗尊の子惟康王が将軍となり、京に送還された宗尊は鎌倉へ戻れるよう時輔に助力を命じるがすげなく突き放される。時茂は時輔を警戒し始める。蒙古の国書を携え高麗の使者潘阜が博多に上陸。鎮西奉行の少弐氏は幕府の指示を仰ぎ、政村は朝廷には知らせず鎌倉へ国書を送るよう命令。それを知った基平は我らの出番だと時輔に告げる。八郎は時宗御内人平盛綱の養子として頼綱の名を与えられ、得宗公文所の所司に任じられ感激する。博多にいた謝国明や桐子は、大陸で出会ったクビライや蒙古という国がどんなものかを時宗に知らせるべく鎌倉へ向かう。

補足

蒙古から国書が来たという知らせを受けた時宗が、それがしはクビライと相対することができるだろうかと謝国明や桐子に問う初回のアバンのシーンにこの回でついにたどり着いた。

 

あらすじでは触れていないが、ドラマ内では日蓮時宗の対話がよく出てくる。この回の日蓮は、時頼と時宗は優しい所が似ている、二人は政において過酷な決断をするがそれは悩み苦しみ抜いた結果であり、それを平然とできる者とは明日の行いが違う、と時宗の背中を押していた。日蓮はたまにいいことを言うことがある。