雪ノ下一丁目

大河ドラマ「北条時宗」レビュー/ストップ!実時くん連載中

四代将軍九条頼経について

今ちょうど頼経上洛の嘉禎四年あたりを読んでるんですけど、頼経が大勢の鎌倉武士を引き連れて京都に凱旋!父上(九条道家)やおじいさま(西園寺公経)、兄上や母上のお屋敷、内裏に参内するときも大勢供奉人引き連れていったりしてて、この時が頼経の人生最良の時だったんだなあ…と、その後の頼経の人生を考えるにつけなんだか切なくなる。弟の福王が小鳥逃しちゃった時、結城朝光の子の朝村(元服したて)に、「いいか絶対殺さずに射止めろよ」って無茶振りして朝村が見事ミッションクリアしたら「兄上、こんな腕の立つ武士を従えてるなんてすごいね!!」とか福王に羨望の眼差しで見られたりといった細かい出来事もあって、頼経が鎌倉殿としての自意識が大きくなっていったんじゃないかなーと思う。その後何年もしないうちに再上洛ぶちあげてはその度に泰時や経時になんだかんだで延期させられて、そこらへんから溝が生まれていったんだろう。結局念願の再上洛を果たしたのは、鎌倉を追放されるという形だったっていうね…

実時くんの漫画にも頼経出したいけど、ひばりくんキャラの誰を当てようかな。