雪ノ下一丁目

大河ドラマ「北条時宗」レビュー/ストップ!実時くん連載中

歴史創作炎上騒動に思う

あまり積極的に炎上元を見たことはないけど、X(Twitter)上である近現代史の偉人を女体化して漫画を描いてるアカウントの人が歴史創作と称して行き過ぎた表現をしたため批判され、歴史創作やってる人全般に飛び火してしまったらしい。批判する人たちは、扱う歴史上の偉人へのリスペクトが感じられないとか、子孫が見たら傷つく、などと主張しているようだ。しかしリスペクト云々は主観の問題だし、子孫云々はいかにも正当性があるように見えるけど、実はそれを盾にして気に入らないものを叩いてるだけのようにしか見えない。ご子孫の方が直接苦情を言われるのであれば真摯に対応するべきかもしれないけど、なんでそれを外野が言ってくるんだろうと思う。

そう、批判はなぜか外野から飛んでくるのだ。

ネット黎明期の個人ホームページ全盛期は、わざわざできたばかりのYahooを検索するなど手間をかけないと、好きなものには出会えなかった。だから訪問してくる人は冷やかしではなく、純粋にそれが好きな人ばかりであった。それぞれのジャンルの垣根がものすごく高かったのだ。今は興味がないものでもSNSでバズれば目に入る場合が多い。それが気に入らなければリプライ一つで簡単に批判というか攻撃ができる。なんというか今のネット社会、とくにSNSは垣根が低すぎるので問題が起きやすいんだと思う。もちろん垣根が低いことで、知らなかったものに出会えるというメリットはあるんだけど。

X(Twitter)の運営が続くかどうか分からないけど、垣根の低いSNSという特性上、今後もこのような騒動はなくならないだろう。その度に不愉快な思いをしないためにも、みんな個人サイトに回帰しようぜ、と主張したい。ブログやpixivでもいいんだけど、誰にも邪魔されない(自分が管理人だからね)自分の箱庭をネット上に持つのなら、個人サイトに勝るものはない。訪問者は少ないだろうが、昔以上に純度の高い人がわざわざ探し当てて来てくれると思うと喜びはひとしおだろう。

現在の個人サイトは、前世紀に作られたものがそのまま放置されてるだけではなく、絶対数は少ないながらも新たに立ち上げられ、デザインもスマホ対応で見やすいものが現れてきているようだ。自分もコンテンツ溜まってきたら、いずれ個人サイトを立ち上げたいなと思っている。そうするには色々勉強しないといけないんだけど。